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最近読んだ本。

「暗黒童話」乙一
いかにも乙一っぽい作品だと思った。
初めの数十ページはあまり乗り切れないけど、進むにつれて加速的に引き込まれていく。
非現実的な設定もあるけど、それもまた乙一的かも。
非現実的な設定の面白さと言えば安部公房を思い出す。
箱をかぶって生活する「箱男」、蟻地獄で女性との生活を強いられる男性を描いた「砂の女」などなど。
話を乙一戻して意外に楽しめたなって感じの作品でした。


「見張り塔からずっと」重松清
短編3作収録。
何かの書評を斜め読みしてたら怖い話と書いてあったので勝手にホラーかなと思って買ったんだけど、ホラーではありませんでした。
でも確かに怖い。
社会的な怖さを感じるのですが、それ以上は読んでのお楽しみ。

そして今読んでるのが「オーデュボンの祈り」伊坂幸太郎。
以前読みかけて途中になってたから初めっから読み直し。
結構面白い。
by kazlog | 2004-12-21 02:16 | 読書
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